『悲しみを乗り越えるためにできること』

今回はFOOTAGEでも力を入れている取り組みの一つ
『グリーフケア』についてご紹介させていただきます。

死別を経験した方々にとって、かけがえのない故人を失うことはとても大きな出来事で、『喪失感や孤独、立ち直らないと』という気持ちなど、様々な心情が共存して心身ともに不安定になってしまう方々もいらっしゃいます。

また、私たちスタッフや関係者様も同様に近い距離感で接するからこそ、同じように心を傷めてしまうこともあります。

そんな、ご遺族やスタッフ、関係者様に対して
私たちは様々な方法で『グリーフケア』を行なっています。
グリーフケアって・・・❓

①看取りの場でのお話

看取りの場で、ご家族や関係者様とお話をさせていただいております。ご家族様の思い出や私たちが介入してからのお話をしたり、ご自宅でその方の生の軌跡を一緒に振り返ることをさせていただいております。
介入しながら、たくさんのことを教えていただき、ご本人が話していた『言葉』、私たちが知らないたくさんの『思い出』
振り返ってみると本当にたくさんの幸せが詰まっています。

②ご遺族のご様子の確認

ご逝去後から1週間程のお日にちを空けて、ご連絡をさせていただいております。その時の体調やご様子などをお伺いさせていただきます。

③Share Storyの作成

介入中に撮影させていただいた、Footageとの思い出を冊子にしてお渡ししております。ご遺族の許可をいただけた場合は関係者様にもお渡しをさせていただいております。
作りながらいつも心がグッとなります。

④ご自宅への訪問

弔問をさせていただき、線香をあげさせていただいたり、前述のShare Storyをお渡しさせていただいております。訪問した際に色々なお話を傾聴させていただきます。
病院では絶対に味わえないことの1つです。
時間が経っても関係なく繋がりを持てることの素晴らしさを感じています。

⑤お悔やみの手紙

ご逝去から49日が過ぎた頃にお手紙を書かせていただいております。

先日も、守山店でお看取りをさせていただいた方のご自宅に弔問と合わせて訪問をさせていただきました。
ご家族様と思い出話をさせていただいたり、今のお気持ちなどを聞かせていただいたり、とても素敵な時間でした。

看護師は、このようなシーンに遭遇することが多い仕事ではあります。
その度に、その時々で1人1人の人生に触れ、かけがえのない時間を共に過ごさせていただき、たくさん学ぶこと・感じることがあります。
悲しいことばかりではありません
努力できる仲間と考え悩み抜いたケアを振り返ることもできる。医療に携わる中でいつも「こんな経験は他ではできないな。」と感じています。

これからも悩みながらも1歩ずつスタッフ一同より良いケアでご提供できるように切磋琢磨していきたいと思います。

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