こんにちは!守山店の矢地です。
7/20日に東海地方の梅雨明けが発表され、とうとう本格的な夏がやって来ました🤩
子供達にとっては楽しみにしていた夏休みが始まる反面、大人にとってはお盆や旅行等忙しく、猛暑の中での仕事も大変ですよね?
そんな夏本番を迎えた今回はこれから要注意!「脱水」について書かせていただいたのでぜひご覧ください😌
脱水とは?
まず脱水とは何かというと、簡単に言えば体内の水分が不足した状態のことをいいます。ただ、水分だけではなくNa(ナトリウム)も不足した状態なんです!
ではそもそも私たちの体にはどれくらいの水分があって、その内どれくらいの水分が不足すると脱水状態になるのか知っていますか?
なんと全体重の約60%(高齢者では約50%、乳幼児では約75%)が水分なんです!実は大部分が水分なんですよ🙄
水分が失われる原因
水分が失われる原因として分かりやすいものですと汗、尿、便があげられますが、私たちが普段生きている中で「不感蒸泄」という物でも水分が失われているんです。
不感蒸泄とは何かというと字の通り汗や尿と違って自分達では水分が体の外に出て行っているのを自覚して感じない水分の排泄になります。
具体的にいうと呼吸、汗とは別に皮膚や気道の粘膜から蒸発する水分のことを言います。

上のグラフでわかる通り、普段自覚することはありませんが不感蒸泄による水分の喪失は意外にも多いんです😱
脱水の症状
食事や飲み物による水分摂取の不足や炎天下・高温室内での活動が原因で脱水状態になりやすいですが脱水状態になると一体どんな症状が出てくるのでしょうか?
主に以下のような症状が見られます。
めまい・たちくらみ(脳への血流不足による)
食欲低下(消化器への血流低下)
微熱(水分不足により汗が不足することで体温調節が難しくなる)
頻脈(水分不足による)
こむら返り(塩分の不足による)
これらの症状が出たときは、脱水が疑われる場合がございます。
速やかに水分+塩分の補給を行いましょう!
脱水予防
脱水を予防または軽い脱水状態のうちに早期に対応するためには水分だけでなく塩分の補給も重要になってきます。スーパーやコンビニ、ドラッグストア等で簡単に購入できる経口補水液が一番効果的と言われています。スポーツドリンクでも水分、ナトリウムの補給は可能ですが、糖分が多く含まれている場合があり経口補水液に比べ体への吸収に時間がかかってしまいます。普通のお水と合わせて塩飴や塩分が入ったタブレット等を口にするのも効果はあります。
自宅にあるものでも簡単に経口補水液に近い物を作ることができます。
経口補水液の作り方
水1L+塩3g+ブドウ糖10~20gまたは砂糖20~40gで簡単に作れます。
(ブドウ糖にした方が砂糖に比べ体への吸収は早くなります)
お酒と脱水
また、夏といえばビール🍺!お酒で水分を取ればいいじゃないかと思われがちですが要注意!!
お酒も確かに水分・・・
ですが、アルコールによる体温の上昇や利尿作用の促進により、
飲んだお酒の量以上に水分の排泄が多くなり、逆に脱水になってしまう可能性があるため注意が必要です!
最後に
Footage守山店でもエアコンをフル稼働させながら働いています。
エアコンや扇風機をうまく活用し快適な環境で過ごすことも脱水予防には大切です。
これから数ヶ月、暑い季節が続きます。コロナによる制限も解除され旅行に行かれたりする方も多いと思います。
脱水には十分気をつけて楽しい夏の思い出を作りましょう!!
Footage訪問看護ステーション 守山
看護師 矢地