こんにちは🌞
咲の樹(えみのき)安城店です🏠
前回のメンバー紹介の記事は読んでいただけましたか?
今回は、愛情満点腹黒キャラ♡こと、千石が記事を書かせてもらいます☺️
是非、最後までお付き合いください。

そして、今回ご紹介するのは!
私たちの事業所の拠点である安城市が推奨している「わたしノート」です♡
「わたしノート」ってなに??と思ったそこのあなた!
大丈夫です。私も訪問看護を始めてから初めて知りました🤫それではいきます♡

人生会議に活用できる「わたしノート」

“わたしノート”ってなに?

わたしノートとは、自分らしく豊かに生きていくことができるようにという思いが込められた安城市が作成したノートです。
命にかかわる大きな病気やケガなどの誰にでも起こりうる「もしものとき」に備えて、あなたが望む生き方、それを支える医療や介護について考えるためのツールです。
ノートの中には様々な質問項目が書かれており、わたしノートは人生会議の第一歩として活用できます。
(安城市役所のサイト参照)

“人生会議”ってなに?

自分らしく人生を生きるための取り組みです。
もしもの時のため、自身が望む医療やケアについて家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組みのことです。
(安城市役所のサイト参照)

対象はどんな人?

私は過去に脳神経外科の病棟で働いていました🏥
映画も大ヒットしたコードブルーで人気の藍沢先生の専門科です。
ドラマほど衝撃的な場面に立ち会うことはなかったですが、突然病に倒れたり、交通事故にあった方が入院してくることは多かったです。
そして実は私の母も、私が大学生の頃に脳出血を発症しました。
病院での実習が始まる前日に連絡が来たのを覚えています。
“もしものとき”は突然やってくるのだと、そのとき文字通り身をもって知りました。
今日がどんな1日になるのか、明日何が起こるのか、誰にも分からないからこそ、わたしノートの対象者は何歳からと限定されることなく、自分のこれからの人生を考えた人全員に使ってほしいと思います☺️ちなみに現在母は元気にお家で暮らしています。

わたしノートの中身

中身のページはこんなかんじです。
冊子になっており、メモ用のページも含めて16Pあります。
詳しく知りたい方は安城市役所のHPからデータが落とせるのでぜひ見てみてください。
(安城市役所のサイト参照)

スタッフで「わたしノート」を作成してみた!

スタッフ全員、実際に「わたしノート」を作成してみました!
様々な意見が出たので、よかったら参考にしてください。

良かったところ

「これから先の人生をもっとより良く、自分らしく生きたい、後悔のない人生を送りたいという気持ちが強くなった。お墓どこにしよっかなーと思った🙄」
「文字で認識することで改めて自分という人間や病気になったときの生き方を考えることができた」
「”まだその時期ではない”と自分では思っていたけど、いつ何時、何が起こるかわからないので周囲の環境や人との関わりを振り返ったり、早めの終活も考えておくと悔いのない人生が送れるまたはやらなきゃいけない事や今やりたい事がみえてくるのかなぁーと思いました(u_u)」
「人生観や死生観に触れるきっかけにできる」
「持病もなく、年齢も若い今のうちから触れることで、患者や自分の家族、いつかの自分の終活の手助けになると感じた」
「要支援や介護1〜2の方へは勧めやすい。介護保険を申請していない方や終活に絡めての裾野の広がりに期待したい」
「ACPを一般に広められる活動を有意義に思う」

悩ましいところ

「訪問看護を利用している方で、ここに向き合えない人の方が多いのではないかと感じた」
「いろいろ書く箇所が多く、大変だった」
「利用者さんに渡して書いてもらうまでの関係性をつくるまでの敷居が高そう」
「実際に病気になったときは考えが変わる可能性も高そうだなと思ったので、定期的に見直すのが大事だが、見直すのが大変そう」

最後に

人生会議にも使えるわたしノートはどうでしたか?
安城市のめざす姿は『本人が望む場所で自分らしく最期まで今を生きる』です。
もしものときのために備えておくという視点も大事ですが、“最期”に向けてではなく、より自分らしく“今”を生きるためという視点も持っていただけたらなと思います☺️
そして、そんな自分らしい”今”という時間が、病気という何かが起きたときにも、ずっと最期まで続くためのツールとして、わたしノートが作られたのかなと思いました。
自分はどんなことが好きなのか、どんな人生を歩んだのか、わたしノートを通してより深く自分を知ることができ、自分らしく過ごすために何が大切なのか、どういう選択をしたいのか、気付くきっかけになることを祈っております🍀
もしこれから何か大変なことが起きてしまったときに、「わたしノート」は家族や医療機関へあなたの思いが届く橋渡しになると思います☺️
読んでくださり、ありがとうございました♡♡