「住み慣れた家で最期まで過ごしたい」「退院後の生活が不安だけれど、できれば自宅で療養を続けたい」。そのような願いを実現するのが訪問看護です。
訪問看護は、看護師などの専門職があなたのご自宅を訪問し、主治医の指示に基づいて医学的なケアや生活全般のサポートを行うサービスです。医療が必要な状態でも、できるだけ住み慣れた家で、ご家族とともに穏やかに暮らしていただくために私たちはここにいます。この記事では、訪問看護が初めてという方でも安心して利用を検討できるよう、その全体像をわかりやすく解説します。

訪問看護で受けられるサービスの3つの柱

訪問看護の内容は医療行為だけに限りません。あなたの日々の生活を支えるための、非常に幅広いサポートが含まれています。

1. 健康管理と医療的ケア

まず一つめは、健康状態の観察と医学的な処置です。
看護師が定期的にご自宅を訪問し、血圧・体温・脈拍などのバイタルサイン(生命徴候)を測定して、病状の変化を見逃しません。点滴や注射、カテーテル(体内に挿入する管)の管理、床ずれ(褥瘡(じょくそう))の予防と処置、在宅酸素の管理など、医療的に必要なケアをプロの視点で行うことができます。
ご本人だけでなく、ご家族の心のケアも大切にしています。
これから先に何が起きるのか、という不安を少しでも和らげるために、いつでも相談できる環境をお作りします。

2. リハビリテーションと機能維持

二つめは、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)による専門的なリハビリテーションです。
転倒のリスクを減らすための歩行訓練、食事をしやすくするための嚥下(えんげ・飲み込み)訓練、日常動作の工夫など、あなたが「自分でできること」を大切にします。
介護がどんどん必要になるのではなく、今のあなたの力を最大限に活かす。
そのための専門的なサポートが訪問看護には含まれています。

3. 日常生活のサポートと看取り対応

三つめは、清拭(せいしき・体を拭いて清潔にすること)や洗髪、排泄の援助、栄養管理のアドバイスなど、日々の生活に必要なケアです。
また、がんなどの病気で人生の最期が近づいている場合、苦痛を和らげながら穏やかに過ごせるようにサポートするターミナルケア(終末期ケア)も訪問看護の重要な役割です。認知症の方への適切な接し方や、介護を担うご家族への心理的なサポートも行っています。

訪問看護を利用するための条件:あなたが対象者かを確認する

訪問看護は、赤ちゃんから高齢者まで、年齢を問わずご利用いただけます。
ただし、以下の条件を満たしていることが必要です。
第一の条件:主治医の指示があること
訪問看護を利用するには、かかりつけのお医者さんが「訪問看護が必要」と判断し、「訪問看護指示書」という書類を発行することが絶対条件です。これは、訪問看護が医療サービスであることを示しています。
第二の条件:介護保険または医療保険の対象であること
あなたが利用できる保険制度によって、サービスの詳細が変わります。
65歳以上の方、または40歳以上64歳以下で特定の疾病(関節リウマチなど)がある方は「介護保険」が優先されます。この場合、市区町村窓口で「要介護認定」を受けることが必要です。
それ以外の方(40歳未満の方、介護保険の対象外の特定疾患がある方)は「医療保険」での利用となります。末期がんや難病の方も医療保険の対象になることが多いです。

訪問看護を利用開始するまでの5つのステップ

訪問看護の利用をお決めになったら、以下のステップに沿ってお進みください。
スムーズに進めば、相談から利用開始まで通常2週間程度でご利用いただけます。
ステップ1:相談の第一歩
お住まいの地域のケアマネジャー(介護支援専門員)、またはかかりつけのお医者さんに「訪問看護を利用したい」と相談してください。まずはこの一言が出発点です。
ステップ2:主治医からの指示書
主治医が訪問看護ステーション(訪問看護を提供する事業所)に向けて「訪問看護指示書」を発行します。
この書類に、どのようなケアが必要か、訪問の回数や時間などが記載されます。
ステップ3:訪問看護ステーション選びと契約
利用する訪問看護ステーションを選び、契約手続きを行います。
複数の事業所から選べますので、スタッフの質や対応地域、24時間対応の有無など、あなたのニーズに合ったところを選ぶことができます。
ステップ4:ケア計画の策定
看護師がご自宅を訪問し、あなたの状態を詳しく聞き取ります。
その上で、ケアマネジャーや主治医とも相談しながら、「ケアプラン」という具体的なケア計画を立てます。
ステップ5:サービス開始
計画に基づいて定期的な訪問が始まります。
最初は週に何度か訪問し、あなたの状態に合わせて回数を調整していきます。

Footage(フッテージ)の訪問看護が選ばれる理由

私たちFootageは、単なる作業としての看護ではなく、あなたとご家族の「人生の質」を最も大切にしています。
理由その1:多職種チームによる総合的なサポート
看護師だけでなく、理学療法士、作業療法士、ケアマネジャーといった複数の専門職が連携して、あなたの状態を多面的にサポートします。一人の担当者だけに任せるのではなく、チーム全体で情報を共有し、緊急時もすぐに最適な判断ができる体制を整えています。
理由その2:DXツールを活用した24時間体制
私たちは、SlackやNotionといったDXツール(デジタル技術を活用した仕事の進め方)を駆使して、チーム全体であなたの情報をリアルタイムで共有します。
小さな変化を見逃さず、緊急時には24時間対応で対処することができます。
理由その3:臨床推論に基づく先制的なケア
単なる指示遵行ではなく、今あなたに何が最も必要かを、経験と知識から判断する「臨床推論」をスタッフが大切にしています。
症状が出た後に対応するのではなく、「そろそろ歩行が不安定になる時期かもしれない」と先を読んで提案するような、相手を思いやる看護を実践しています。

訪問看護はあなたの暮らしを守るサービスです

訪問看護は、医療の必要性と生活の質のバランスを取るための、本当に大切なサービスです。
制度や費用のことで不安に感じたら、決して一人で抱え込まず、ケアマネジャーや、私たちFootageへお気軽にご相談ください。
あなたとご家族の「自分たちらしい暮らし」を実現するために、私たちはここにいます。
何でもお話しいただきたい。そしてあなたが安心して自宅で暮らしていただくことが、私たちの最大の喜びです。


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