日常の習慣がパーキンソン病の経過に影響する可能性

パーキンソン病は進行性の疾患ですが、日常生活における習慣や取り組みによって、症状の進行を穏やかにできる可能性が研究で示唆されています。薬物療法と併せて、毎日の生活の中でできることを積み重ねることが大切とされています。

この記事では、パーキンソン病の方が日常生活で取り入れやすい5つの習慣についてご紹介します。

※この記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、個々の治療方針については必ず主治医にご相談ください。

習慣1:適度な運動を継続する

運動は、パーキンソン病のリハビリテーションにおいて最も重要な要素の一つとされています。有酸素運動は、運動機能の維持だけでなく、脳の神経保護にも寄与する可能性が報告されています。

無理のない範囲で、以下のような運動を継続することが推奨されています。

※運動の種類や強度は、ご自身の体調に合わせて専門家と相談しながら決めることが大切です。

習慣2:質の良い睡眠を心がける

パーキンソン病では、睡眠障害が見られることがあるとされています。質の良い睡眠を確保するために、以下のような工夫が推奨されることがあります。

  • 毎日同じ時間に起床・就寝する
  • 日中に適度な運動や活動を行う
  • 就寝前のカフェイン摂取を控える
  • 寝室の環境を整える(温度・明るさ・静けさ)

睡眠に関する悩みがある場合は、主治医に相談されることをおすすめします。

習慣3:バランスの良い食事を摂る

栄養バランスの良い食事は、全身の健康維持に重要です。パーキンソン病の方は特に以下の点に注意が必要とされることがあります。

  • 便秘対策:食物繊維と水分を十分に摂取する
  • 骨の健康:カルシウムやビタミンDを意識した食事で、転倒時の骨折リスクに備える
  • 嚥下への配慮:飲み込みにくさがある場合は、食事形態を工夫する
  • レボドパとの関係:タンパク質がレボドパの吸収に影響する可能性があるため、服薬タイミングと食事の関係について主治医に確認する

習慣4:社会的なつながりを保つ

パーキンソン病が進行すると、外出が億劫になったり、人との交流が減りがちになることがあります。しかし、社会的なつながりを維持することは、精神的な健康や認知機能の維持に重要な役割を果たすと考えられています。

  • デイサービスへの参加で定期的な社会参加の機会をつくる
  • 趣味の活動や地域のイベントに参加する
  • 音楽活動やグループ体操など、楽しみながら行える活動を見つける
  • 患者会や家族会に参加して情報交換をする

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「Re-move」は名古屋市昭和区にあるパーキンソン病特化型の半日型デイサービスです。
理学療法士・作業療法士・看護師がチームでサポートします。

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習慣5:ストレスと上手に付き合う

ストレスは、パーキンソン病の症状を悪化させる要因の一つになり得るとされています。完全にストレスをなくすことは難しいですが、上手に付き合う方法を見つけることが大切です。

  • 深呼吸やリラクゼーション法を取り入れる
  • できないことに焦るのではなく、できることに目を向ける
  • 困ったことがあれば早めに専門家やご家族に相談する
  • 趣味や楽しみの時間を意識的に確保する

まとめ:小さな積み重ねが大きな力に

パーキンソン病の進行を穏やかにするための取り組みは、特別なことばかりではありません。日々の生活の中で、運動、睡眠、食事、社会参加、ストレス管理を意識することが、長期的なQOL(生活の質)の維持につながる可能性があります。

名古屋市昭和区の「Re-move」では、エビデンスに基づいた運動プログラムを通じて、パーキンソン病の方の日常生活をサポートしています。介護保険を利用した利用も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

【この記事の監修】

株式会社FOOTAGE(フィットネススタジオ Re-move 運営)
理学療法士・LSVT-BIG認定療法士・パーキンソン病療養指導士が在籍。パーキンソン病のリハビリテーションに関する専門的な知識と臨床経験をもとに、エビデンスに基づいた運動プログラムの設計・監修を行っています。

【免責事項】
この記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、医療行為の代替となるものではありません。パーキンソン病の診断・治療に関しては、必ず主治医や専門の医療機関にご相談ください。個々の症状や体調によって適切な対応は異なりますので、記事の内容をもとに自己判断で治療方針を変更することはお控えください。