導入

お子さんが医療的ケアや継続的な健康管理を必要とする場合、訪問看護の利用を検討されるご家族も多いと思います。しかし、訪問看護にかかる費用がどの程度になるのか、どのような助成制度が利用できるのか、不確実な部分が多くて、利用をためらっているのではないでしょうか。
私たちは、小児訪問看護の費用体系と活用できる様々な助成制度について、ご家族が確実に理解し、経済的な不安を軽減した状態で訪問看護を利用できるよう支援しています。本記事では、費用の仕組みと、医療費の自己負担を抑えるための制度や活用方法について、詳しく解説いたします。

小児訪問看護にかかる費用の基本構造

訪問看護の基本的な料金体系

小児訪問看護の費用は、健康保険、介護保険、または自費の3つの制度を通じて支払われます。多くの場合、お子さんが健康保険に加入していれば、訪問看護は健康保険の対象となります。
健康保険を利用した場合、訪問看護ステーションが健康保険から受け取る訪問看護料は、1回の訪問につき30分以内の場合と30分超1時間以内の場合で異なります。実際のご家族の自己負担額は、保険診療の3割負担(小学校入学後)または2割負担(小学校就学前)が基本となります。
また、同一日に複数の訪問看護ステーションから訪問を受ける場合や、特定の医療処置が加わる場合には、加算が算定されることもあります。正確な費用については、ご家族が加入している保険制度や地域の健康保険組合に確認することが重要です。

自費での利用と費用相場

健康保険の対象外となる場合や、保険を利用しない場合には、自費での訪問看護利用となります。自費の場合、訪問看護ステーションが独自に料金を設定するため、ステーション側と相談して費用を決定することになります。
自費での訪問看護の相場は、1回30分程度の訪問で3,000円から5,000円程度が目安となりますが、地域やサービス内容によって大きく異なります。複数回の定期訪問を利用する場合には、月額契約で割安になるプランを設定しているステーションも多くあります。

活用できる主な助成制度と申請方法

小児医療費助成制度(マル福・マル乳)

都道府県や市区町村が実施している小児医療費助成制度は、お子さんの医療費の自己負担額の全部または一部を助成する制度です。通常、中学卒業までのお子さんが対象となり、地域によって助成内容は異なります。
この制度を利用すれば、訪問看護にかかる医療費の自己負担額が大幅に軽減されます。ご家族が申請すれば、助成を受けることができるため、お住まいの市区町村の福祉事務所や健康保険組合に問い合わせて、助成内容や申請方法を確認することをお勧めします。

育成医療と更生医療

医療的ケア児が対象となる育成医療は、お子さんの身体機能の改善や日常生活能力の向上を目的とした医療費を助成する制度です。訪問看護が育成医療の対象となるかどうかは、お子さんの診断や治療内容によって判断されます。
また、身体障害のあるお子さんで、社会的自立を促進するための医療が必要な場合には、更生医療の対象となることもあります。これらの制度を活用すれば、訪問看護にかかる費用の大幅な軽減が期待できるため、主治医や福祉事務所に相談することが重要です。

障害児福祉手当と特別児童扶養手当

医療的ケア児が対象となる障害児福祉手当と特別児童扶養手当は、毎月の手当を受給できる制度です。これらの手当は訪問看護の費用に充てることも可能で、経済的な負担を軽減することができます。
障害児福祉手当の受給要件は、身体または知的障害により日常生活に著しい支障がある場合で、月額15,690円(2024年度)の支給を受けることができます。特別児童扶養手当は、身体または知的障害のあるお子さんを養育している保護者に対し、月額55,500円(1級)または37,000円(2級)の支給があります。

限度額認定証と高額療養費制度

健康保険の高額療養費制度は、1か月間の医療費が一定額を超えた場合に、超えた分が払い戻される制度です。限度額認定証を提出すれば、訪問看護の窓口での支払額を限度額までに抑えることができます。
この制度を活用することで、毎月の医療費負担の予測が立てやすくなり、経済的な計画を立てることができます。ご家族が加入している健康保険の保険者に申請することで、限度額認定証を取得することができます。

Footageの費用サポートと透明性への取り組み

Footageでは、ご家族が安心して訪問看護を利用していただくために、費用に関する透明性を最優先としています。初回の面談時に、ご家族のご加入している保険制度や利用可能な助成制度について丁寧にご説明し、実際にかかる費用について明確にお伝えします。
多職種チームによるアプローチにより、より効率的で質の高いサービスを提供することで、訪問の頻度や時間を最適化し、全体的な費用を抑えることをサポートしています。また、DXツールを活用して、ご家族が必要な助成制度や申請方法について情報提供をサポートするなど、経済的な不安を軽減する取り組みを行っています。
24時間対応の体制により、費用に関するご質問やご相談にも迅速に対応することができます。臨床推論に基づいたケアプランの策定を通じて、お子さんに本当に必要なサービスを提供し、効率的な費用活用をサポートいたします。

まとめ

小児訪問看護の費用は、複数の助成制度を組み合わせることで、大幅に軽減することができます。健康保険の利用はもちろん、各自治体の小児医療費助成制度、育成医療、障害児福祉手当など、様々な制度が存在します。
ご家族が経済的な不安を感じることなく、安心して訪問看護を利用できるよう、私たちは費用に関する情報提供と申請支援に全力で対応します。訪問看護の利用を検討されているご家族は、まずはお気軽にお問い合わせください。


あわせて読みたい
お問い合わせ