パーキンソン病のリハビリにおける運動の重要性

パーキンソン病は、脳内のドーパミン神経細胞が減少することで発症する進行性の神経変性疾患です。手足のふるえ、筋肉のこわばり、動作の緩慢さ、姿勢の不安定さなどが主な症状として知られています。

近年の研究では、適切な運動を継続的に行うことで、これらの症状の進行を緩やかにしたり、日常生活の質の向上につながる可能性があることが報告されています。薬物療法と並んで、運動療法はパーキンソン病のケアにおいて重要な役割を果たすと考えられるようになりました。

研究で報告されている運動の効果

パーキンソン病に対する運動の効果について、世界中の研究機関で検証が進められています。有酸素運動は脳由来神経栄養因子(BDNF)の分泌を促進する可能性があるとされ、神経細胞の保護や新たな神経回路の形成をサポートすることが期待されています。

また、定期的な運動はドーパミンの利用効率を高める可能性があるとの報告もあり、薬物療法との併用による相乗効果が期待されています。バランス訓練やストレッチは転倒リスクの軽減に、筋力トレーニングは日常動作の維持改善に寄与する可能性があると考えられています。

※効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるものではありません。

パーキンソン病リハビリで取り入れたい運動の種類

パーキンソン病のリハビリでは、複数の種類の運動を組み合わせることが推奨されています。

まず、ウォーキングやエアロバイクなどの有酸素運動は、心肺機能の向上と脳への血流改善に寄与するとされています。週に3回以上、1回30分程度を目安に取り組むことが一般的に推奨されています。

次に、バランストレーニングは転倒予防の観点で重要と考えられています。片足立ちやタンデム歩行などの練習を通じて、姿勢の安定性を高めることを目指します。

さらに、デュアルタスク(二重課題)トレーニングも注目されています。身体を動かしながら認知的な課題を同時に行うことで、実生活に即した能力を鍛えることが期待されています。

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「Re-move」は名古屋市昭和区にあるパーキンソン病特化型の半日型デイサービスです。
理学療法士・作業療法士・看護師がチームでサポートします。

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専門家のもとで運動するメリット

パーキンソン病の方が自己流で運動を続けることは、症状の変動や転倒リスクの観点から注意が必要です。理学療法士や作業療法士など、パーキンソン病に精通した専門家のもとで運動することで、安全面に配慮したリハビリが実現しやすくなります。

専門家は患者さん一人ひとりの症状や体力レベルに合わせてプログラムを調整し、進行度に応じた適切な負荷設定を行います。また、看護師などの医療スタッフが常駐する環境であれば、体調の変化にもすぐに対応できるため安心です。

まとめ:主治医と相談しながら運動習慣を取り入れよう

パーキンソン病のリハビリにおいて、運動は薬物療法と並んで重要なケアのひとつと位置づけられています。主治医と相談しながら、ご自身の体調に合った運動を早期から始めることが、より長く自分らしい生活を送るための一助となる可能性があります。

名古屋市昭和区のパーキンソン病特化型デイサービス「Re-move」では、専門資格を持つ理学療法士が監修した運動プログラムを提供しています。お一人おひとりの状態に合わせたリハビリで、「動ける身体」づくりを一緒に目指しましょう。

【この記事の監修】

株式会社FOOTAGE(フィットネススタジオ Re-move 運営)
理学療法士・LSVT-BIG認定療法士・パーキンソン病療養指導士が在籍。パーキンソン病のリハビリテーションに関する専門的な知識と臨床経験をもとに、エビデンスに基づいた運動プログラムの設計・監修を行っています。

【免責事項】
この記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、医療行為の代替となるものではありません。パーキンソン病の診断・治療に関しては、必ず主治医や専門の医療機関にご相談ください。個々の症状や体調によって適切な対応は異なりますので、記事の内容をもとに自己判断で治療方針を変更することはお控えください。